突然ですが、この3つの言葉はどこ県の方言か分かりますか?
①あきさみよー
②かながなーとぅ
③しーじゃ
実は全て沖縄県の方言なんです。
ちなみにそれぞれの意味はこちら。
①あきさみよー
意味:あれまあ
②かながなーとぅ
意味:仲良く
③しーじゃ
意味:兄。年上の者
こんな意味があるんだとびっくりしてしまうような、聞いたことのない方言ですよね。
実は沖縄県には、ほとんどの人が知らない魅力的な方言がたくさんあるんです。
そこで今回は
・沖縄県の面白い方言3選と使い方
・沖縄県の全方言一覧表(アイウエオ順)
を一挙にご紹介していきます!
地元の人しかしらない方言も書いてあるので、方言マスターを目指して是非最後まで読んでいってください!
是非使って欲しい沖縄県の面白い方言3選
それでは、冒頭でご紹介した3つの方言の意味や使い方をご紹介していきます!
①あきさみよー
意味:あれまあ
例文:あきさみよー また おーえー っしなー(またケンカしてるのか。)
②かながなーとぅ
意味:仲良く
例文:みーとぅんら かながなーとぅ くらちょーん(夫婦は和やかに共に生活している。)
③しーじゃ
意味:兄。年上の者
例文:しーじゃぬ いーしぇー ゆー ちけー(兄の指示には従うべきだ。)
どの方言も個性的で面白いですよね!
是非一度沖縄県の人にあったら、3つのうちどれか1つを会話の中で使ってみてください!
もしかするとぐっと距離が縮まるかもしれません♪
沖縄弁方言一覧表(ア行)
方言 | 意味 | 例文 | 例文意味 |
あがちゅん | よく働く。はかどる。 | めーなち あがちゅん | 毎日一生懸命努力する。 |
あきさみよー | あれまあ | あきさみよー また おーえー っしなー | またケンカしてるのか。 |
あさばん | 昼食 | ちゅーぬ あさばのー うけーめーし しむみ | お昼にはお粥を食べることができますか? |
あしはいみじはい | 汗水流して | あしはいみじはい っし はたらけー | 汗を流しながら努力し続けること |
あしぶん(1) | 遊ぶ 仕事をしないでいる | ちゅーや ぬー っし あしぶが | 今日は、何を楽しむかを考えている。 |
あしぶん(2) | 歌や踊りなどに興ずる | うた さんしん っし あしばな | 歌ったり、三味線を弾いたりして楽しみましょう。 |
あっちゅん(1) | 歩く 動く 進む | ちゅーから あっちゅん | 歩くことを始める。 |
あっちゅん(2) | 働く 〜ている 暮らす | むる あっちゅんどー | みんな、仕事中です。 |
あとぅまさいがふー | 残り物に福があること | いっとー あたてぃ あとぅまさいがふーやたん | 一等あたっても、残り物に福がある。 |
あびーん(1) | しゃべる | いへー よーんな あびれー | ゆっくり話してください。 |
あびーん(2) | 呼ぶ 泣く 吠える | あんまーが っやー あびとーんどー | お母さんが君に呼びかけているよ。 |
あんぐぁー | 姉 | らー あんぐぁーや まーんかい っんじゃが | お姉さんはどこへ行ったのか、それはまだ分からない。 |
あんまー | 母 | いったー あんまーや いくちー ないみしぇーが | 君たちのお母さんの年齢は何歳になられましたか。 |
あんらぐち | おべっか。お世辞。 | あれー ちゃー あんらぐち すんやー | その人は常にお世辞を言う癖がある。 |
いじ(1) | 勇気 | あれー いじ あんどー | 彼は勇敢だ。 |
いじ(2) | 怒り | 〈諺〉いじぬ っんじらー てぃー ひち てぃーぬ っんじらー いじ ひけー | 怒りが湧いたら距離を取り、暴力が発生したら怒りを抑えるようにしましょう。 |
いっぺー | たいそう とても | いっぺー ちゅらさんやー | 美しさには言葉が足りない。 |
いび | 神のいる場所 | あまんかい いびぬ あたんやー | あそこには、まるで聖なる空間が存在していた。 |
いやい | 伝言 | いやい そーたん | 伝言を伝える |
いー | はい うん | っやーがる しー いー わーが さん |
君がしたことを私がした。 |
いーぶさかってぃー | 言いたい放題 | あれー ちゃー いーぶさかってぃー そーぐとぅ ならんどー | 彼は常に自由に言葉を発しているため、私は彼との付き合いに耐えられません。 |
うぅないがみ | おなり神 | いぃなぐちょーれーや うぅないがみろー | 姉妹は神になるという意味を持っています。 |
うたき | 御嶽 | うたき うぅてぃ うぐぁんぐとぅ はじまいん | 御嶽で祈禱が開始される。 |
うちなーぐち | 沖縄の方言 | ありや うちなーぐち すん | 彼は沖縄の方言を話す人です。 |
うちなーゆー | 琉球処分〈明治一二年〉 前の琉球国王が治めていた時代 |
うちなーゆーや まし やたん | 琉球国時代の魅力は素晴らしかった |
うっさふくらさ | 大きな喜び | ぬーん うっさふくらさ そーてぃる する むん やさ | 全ての行為に喜びを持って取り組むべきである。 |
うみはまゆん | 熱心に努力する | てぃしみがくむん うみはまゆん | 学問に熱心に取り組む。 |
うむやーぐぁー | 恋人 | あまから うむやーぐぁーぬ ちゅーん | 恋人がそこからやってくる。 |
うー | はい | っやーがる しー | 君が行ったことを意味を保ったまま別の文章に言い換えて。 |
えいさー | 盆踊り | えいさー んーじが いちゅん | 盆踊りを観賞するために出かける。 |
沖縄弁方言一覧表(カ行)
方言 | 意味 | 例文 | 例文意味 |
かじふち | 暴風 | かじふちや っんじららん | 台風の際には外出できない |
かじょーさん | 風が強い状態 | ちゅーや かじょーさっさー | 今日は風が強いと感じる |
かちゃーしー | 三線の曲の一首で、テンポが速い。 | かちゃーしー もーてぃ あしぶん | かちゃーしーを踊って遊ぶ → かちゃーしーを楽しみながら踊る |
かながなーとぅ | 仲良く | みーとぅんら かながなーとぅ くらちょーん | 夫婦は和やかに共に生活している。 |
かにはんりゆん | ぼける | あれー かにはんでぃとーん | あの人はぼけている状態です。 |
かふーし | ありがとう | かふーしろー | 感謝の気持ちを持ちながら、お礼を述べる。 |
沖縄弁方言一覧表(サ行)
方言 | 意味 | 例文 | 例文意味 |
さばに | 小型の漁船。元はくり舟。 | さばに くーじ わたいん | さばにを漕いで渡す |
さんしん | 三線。三味線。蛇皮線。 | さんしん ひち はねーかすん | 三線を演奏して賑やかにする。 |
さーたーあんらぎー | 揚げ菓子 | さーたーあんらぎー ちゅくてぃ かむん | さーたーあんらぎーを作って食べる行為を継続する。 |
しーじゃ | 兄。年上の者 | しーじゃぬ いーしぇー ゆー ちけー | 兄の指示には従うべきだ。 |
しーだかさん | 霊力が強いこと | あれー しーだかさぐとぅ いーしぇー ゆー ちきよー | あの人の霊力が強いため、彼の言葉には注意を払うべきだ。 |
沖縄弁方言一覧表(タ行)
方言 | 意味 | 例文 | 例文意味 |
たっくぃー | 血筋。血統 | なけーま みーむんじょーぐーぬ たっくぃー | 仲井真は、イベントを観ることが好きな家系である。 |
ちびがっさん | 気軽に働くさま | あぬ ゆめー ちびがっさぐとぅ たしかとーんどー | あの奥さんは頻繁に働いてくれるので、私は助かっています。 |
ちむ(1) | 肝臓 | っわーぬ ちむ | 豚の肝臓の本質を変えずに |
ちむ(2) | 心 | ちむん ちむならん | 心が不安定で、落ち着いていることができない。 |
ちむえー | 意味。わけ | あん する くとぅぬ ちむえー わからん | あの行為の目的や意図が理解できない。 |
ちむがなさん | 心からいとおしい | とぅじっくぁや いちまりん ちむがなさんろー | 妻は永遠に愛おしい存在である。 |
ちむぐくる | 心。精神 | あれー ちむぐくるぬ りきとーん | あの人の心のあり方は立派である。 |
ちむぐりさん | 気の毒。かわいそう | ありが はなしぇー むる ちむぐりさぬやー | あの人の話は全て悲しいですね。 |
ちむじゅらさん | 情け深い | あまぬ いぃなぐんぐぁや ちむじゅらさんろー | あそこの娘は思いやりがあるよ。 |
ちむむちむん | 温かい思いやりのある人 | ちむむちむんぬ あんしぇー ならんさ | 思いやりのある人は、そのような方法を実行することはできない。 |
ちゃんぷーるー | 料理名。 豆腐、野菜などを油で炒めたもの |
ちゃんぷーるー ちゅくてぃ かまー | ちゃんぷーるーを作って食べましょう。 |
ちゅいしーじー | 互いに助け合うさま | くまとーいねー ちゅいしーじー やさ | 困難に直面した時、お互いに支え合うことが重要です。 |
ちゅらかーぎー | 美人 | あまぬ いぃなぐんぐぁや いっぺー ちゅらかーぎー やん | あそこの娘は非常に魅力的である。 |
ちゅらさん | 美しい。きれい | あれー ちゅらさんどー | あの人の美しさは素晴らしい。 |
てぃーら | 太陽 | てぃーら くぁらくぁら そーん てぃーらぬ うてぃーん |
太陽がかんかん照りつけているので、 |
てぃーらあーみ | 日が照っているのに雨の降る天気 狐の嫁入り |
てぃーらあーみ なとーさ | 天気が雨に変わっているよ。 |
てーげー | おおよそ | ありや ちゃー てげーやさ てーげーむぬいー |
彼の仕事ぶりはいつも適当だ。 |
とーたび | 人が亡くなること | あれー とーたび さん | 彼はこの世を去ってしまった。 |
とーとーめー | 位牌 | ちーたち じゅーぐにちや うちゃとー っし とーとーめー うぅがむん |
一日一五日には、お茶を供えて位牌を拝むことがあります。 |
沖縄弁方言一覧表(ナ行)
方言 | 意味 | 例文 | 例文意味 |
ならーすん | 教える | ゆー ならーしよー むぬいーかた ならーすん |
言葉遣いを指導してください。 |
なんくる | 自然に。ひとりでに。 | なんくる なとーしぇー なんくる ないさ |
自然に成り立っているよ |
なーはいばい | めいめい勝手に | あちゃーや あまんかい ちちから なーはいばい さーやー | 明日はあそこへ着いたら、各自が個別に行動しましょう。 |
にらいかない | 海の彼方にあると信じられている理想郷 | にらいかない んかてぃ うぅがむん | にらまずに向かって敬意を表し、心から祈りを捧げる。 |
ぬちゃーしー | 困っている人を助けるためなどに一定の金額や物品を持ち寄ること | ぬちゃーしー っし たしきーん | 協力するために、財産や物品を提供する。 |
ぬーる | 村落の祭祀を司る神女 | ぬーるぬ めんしぇーん | 女性の方がお越しになることを願っています。 |
沖縄弁方言一覧表(ハ行)
方言 | 意味 | 例文 | 例文意味 |
はぶ | 琉球列島に生息する毒蛇 | はぶぬ くーい | はぶが嚙み付く |
ひーじゃー | 山羊 | ひーじゃー ちかなとー | 山羊を飼っている状態を維持している。 |
ふみかすん | 賑やかにする | わらばーたー あちみてぃ ふみかさな | 子供たちを集めて楽しくする。 |
ふりまくとぅー | 馬鹿正直。お人好し | あれー ふりまくとぅー なてぃ しぐ そーがってぃん すんどー |
その人は非常に素直で、すぐに信じてしまう性格です。 |
沖縄弁方言一覧表(マ行)
方言 | 意味 | 例文 | 例文意味 |
まふっくぁ | 炎天下 | まふっくぁねー あっかんきよー | 炎天下では歩かない方がいい。 |
みみぐすい | 聞いてためになること | ありが はなしや ちゃー みみぐすい なてぃやー | その人の話はいつも有益な情報を提供してくれる。 |
みーにし | 秋から初冬頃にかけて吹く北風。沖縄の冬の訪れを告げる | みーにしぬ ふちゅん | 北風が吹くことで冬の到来が告げられる。 |
みーるーさん | 久しぶりだ | みーるーさたんやー ちゃーがんじゅーいぃ | 久しぶりだね、ずっと元気だったかどうかは? |
むんなれー | 世の慣習を学ぶこと | ありがみーんかい んじゃーに むんなれー しぇー | その人の元へ行って、様々なことを学んで帰ってきなさい。 |
もーあしびー | 農村で若い男女が夕食後、野原に出て 三線を弾いて歌ったり語ったりなどして遊ぶこと |
にーしぇーたーが もーあしびー そーん もーあしびーが いちゅん |
青年たちはもう足を速めている。 |
沖縄弁方言一覧表(ヤ行・ラ行)
方言 | 意味 | 例文 | 例文意味 |
やまちっちょーん | 乱雑に散らかる | しけんや むさっとぅ わからん やまちっちょーん | 試験については全く理解がなく、非常に困っている。 |
やまとぅんちゅ | 日本本土の人 | あれー やまとぅんちゅろー やまとぅんちゅとぅ にーびち すん |
彼は本土出身です。 |
ゆくしむぬいー | 噓。偽り | あれー ちゃー ゆくしむぬいーびかー っしやー | 彼は常に嘘をつくことが多いです。 |
ゆたむぬいー | 信用できない言葉 | あれー ちゃー ゆたむぬいー すん | 彼は常に無意味な発言をする。 |
ゆんたくひんたく | べらべら。やたらしゃべるさま | あちまてぃ ゆんたくひんたく すん | 集まって会話を楽しんでいる。 |
よーがりーひーがり | 瘦せほそっているさま | わらび そーねー ちゃー よーがりーひーがりー そーたん |
子どもの頃、とてもやせていたね。 |
わかりびーさ | 寒の戻り | ちぬー ちゅうーや わかりびーさろー | 昨日と今日は寒さが戻ってきたという意味です。 |
んじょーさん | いとしい。かわいい | わらべー んじょーさん | 子どもは愛らしい。 |
んーぱ | 嫌(いや) | んーぱ やてぃん さんとー ならん んーぱ んーぱ すん |
強制されることになっている |